「川上さんがドイツ語の単語を16万語も暗記していたとすると、本人の言うようにマル経の講師だったのかもしれませんね」と町会長。

「僕も、そう思っていたのですが、川上さんは、英語に関する知識が異常に深いのです。」

「英語に関する知識が異常に深いと言いますと?」と町会長。

「先ほど、日本語の構造について、毎週、3年以上にわたって議論することになったと言いましたが、その原因は、川上さんの英語に関する知識が異常に深かったのと、記憶力が異常によかったためです。」

「川上さんの英語に関する知識が異常に深くて、記憶力が異常によかったのが原因で、日本語の構造に関する議論が3年以上も続いたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕が日本語の構造に関する仮説を言うと、議論の最後に川上さんは、『それは、xxxさんの仮説と同じですね』と外国人の言語学者の名前を必ず言うのです。」

「外国人の言語学者で日本語の構造を研究している人が、そんなにいるのですか」と町会長。

「外国人の言語学者で日本語の構造を研究できるような人はいないと思います。」

「外国人は、会話体で書かれた文章は理解できるようにならないという話でしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「しかし、日本人は、誰でも、会話体で書かれた日本語の文章が理解できますよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「日本人は、そんなに頭がいいのですか」と町会長。

「幼少期は、日本語の会話が、完全に身につくほど頭がいいのです。」

「なるほど。小学生のときの夏休みの長さと中学生のときの夏休みの長さを比べて見れば、脳の機能低下のスピードが分かるということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、外国人の言語学者が大人になってから、日本語を習得しようとしても、脳の機能低下のために、完全には習得できないということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それで、『外国人の言語学者で日本語の構造を研究できるような人はいない』という結論になるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。高校を卒業した日本人が、米国の大学に4年留学しても、英語がアメリカ人のように話せたり、書けたりするようにはなりません。」

「日本人の脳も、高校を卒業するまでには、陰陽と経絡で思いきり機能低下してしまっているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/10/27

<イノシシ後記17>
西側の通路を見たら、南端に設置したソーラーライトの足の部分がへし折られていた。父イノシシ2世のテンションが高いことがひと目でわかった。スギゴケも、罠を見て上がったハイテンションで荒らそうとしたのだ。

イノシシは命に関わると思っても、人間と戦いたいということだ。今、日本にいるイノシシは、人間と戦うことで頭数がコントロールされ、絶滅することなく、種として生き延びてきたのだろう。

父イノシシ2世は、体力が上がって、どこまでもやる気だ。きっちり、対策をしなければならない。問題は、父イノシシ2世がどうやって10本の孟宗竹を越えたかということだ。再び、現場検証に向かった。<続>

※『テンション、ハイテンション』は和製英語です。

2023/10/10